
——そう思った瞬間、多くの人はすぐにスマホで物件検索を始める。だが、その前にもう少しだけ考えてほしいことがある。
不動産購入は、人生で最も高額な買い物のひとつだ。まず必要なのは、物件を探すことではなく、「なぜ今、家を買うのか」という問いに向き合い、自分自身にマイホームを購入することをコミットすることだ。動機が曖昧なまま動き出すと、いつまでも決断できず、時間とお金を浪費することになる。
人は「やったこと」より、「やらなかったこと」をより深く後悔する。
「早く買っておけばよかった」「あの物件に決めておけばよかった」——そんな後悔をしてほしくない。購入の動機は人それぞれだ。「家賃がもったいない」「子どもの学区を固定したい」「老後の住まいを確保したい」、理由はさまざまだろう。大切なのは、その動機をきちんと自分の中で言語化し、行動へとつなげることだ。
多くの人はマイホームの購入を「一生に一度」と思い込んでいるが、果たしてそうなのだろうか。10年後にどんな生活を送っているかは、誰にも予測できない。仕事・家族・価値観——人生のターニングポイントはいつ訪れるかわからない。賃貸と同じように、マイホームも住み替えができるという選択肢を持つことで、物件選びの視野はぐんと広がる。まずは「この先5年の生活を快適にするために買う」という軽やかな覚悟で、一歩を踏み出してみよう。
POINT — 購入前に必要な3つのマインドセット
マイホームを購入することを、まず自分自身へコミットする
遠すぎる未来を考えすぎず、この先5年の近い未来の暮らしをイメージする
住み替えも選択肢のひとつ——今の暮らしの延長線上で物件を選んでいい
次回は、不動産購入の根幹となる資金計画について掘り下げる。